株式がハイリターンである理屈

株価

企業の生み出す利益やキャッシュフローを忠実に反映して株価が形成される場合には、企業が期待リターン(資本コスト)を上回るROE(自己資本利益率)を上げてくれる限り、投資家全体としてはそれに応じたプラスのリターンを享受できます。

言い換えると、企業が期待に応えて業績を伸ばせば株式投資はプラスサムのゲームになります。

 

合理的な投資家がファンダメンタル価値に照らして明らかに割高といえる銘柄でも、ギャンブルを好む投資家または非合理的な投資家は、株価上昇の余地にかけて買い増すことがあります。

この結果、ファンダメンタル要因以外の理由により人気の銘柄/産業への投資はゼロサム・またはマイナスサムの状況に陥りやすくなります。

これの行き着いた先がバブルです。

 

非効率な市場である場合や本質的(ファンダメンタル)価値に比べて価格が高すぎる場合、事業が高収益であったとしても株式市場のリターンは低くなり、株式はハイリスクであるにも関わらずローリターンしか享受できなくなるということです。

 

配当は指標のひとつ

将来の予測は証券業界のプロでも困難であるため、目に見える形での株の評価手法の一つとして配当が行われます。

流動性の高い株式市場において、投資家は経営が順調に行われているかどうかを判断する指標の一つとして配当を期待します。

企業が株主からの期待に応えられない場合、あっさり撤退する株主が現れます。

まともなプロジェクトで収益性などを突き詰めた結果、利益となり株主に還元されます。

 

お金の本質からの見解

(出典:日経マネー 長期なら株式投資がベスト 碩学が読む市場の先行き

1971年はニクソン・ショックがありました。金本位制の撤退から基軸通貨であるはずのドルでさえその価値は下落の一途を辿ります。

お金自体は腐りませんが、その価値自体は腐っていくといっても過言ではありません。

それをやんわり言っているのがインフレです。

インフレ対策には株式・不動産などの実物資産が有効だと言われます。

金(ゴールド)も実物資産ですが、ゴールドは何も生み出さないため株価のようには上がりません。