審査・審判にかかる期間はどのくらい?

特許庁の統計からグラフを作ってみました。

 

審査にかかる期間

まずは最初の拒絶理由通知や特許査定等、特許庁からのアクションがあるまでの期間です。

グラフにマウスカーソルを合わせるか、タップすると数値が見えます(縦軸の単位:ヶ月)。

ここ数年では特許が約9ヶ月、意匠が約6ヶ月、商標が5ヶ月前後となっています。

特許は審査を早めるという特許庁の取り組みが功を奏しています。

商標は出願件数も増加していたり、新しい商標等の改正があったためか少し時間がかかるようになっています。

 

拒絶査定不服審判にかかる期間

審査の結果、拒絶査定に納得できない場合は拒絶査定不服審判というものを提起します。

通常の審査よりも長くなります。

前置審査(拒絶査定不服審判の提起と同時に補正があった場合、審査官がもう一度チェックすること)などもありますし、より慎重に審理を行うからだと思います。

特許では丸一年は見ておく必要があり、意匠と商標では差がなく6ヶ月程度となっています。

 

無効審判にかかる期間

権利付与後、他人(権利者)の特許権等を消滅させるために無効審判を提起することがあります。

特許権者から「特許権を侵害していませんか」と警告を受けた当事者が起こす場合等が挙げられます。

無効審判は特許、意匠、商標ともに10~11ヶ月といったところです。

2015年と2016年は意匠の審理期間が長いのですが、すみません分かりません。

 

異議申立にかかる期間

異議申立制度は権利付与後の一定の期間内に、他人が「権利内容について疑義があります」と申し立てる制度です。

意匠にはこの制度はありません。

特許と商標ともに半年程度は見る必要がありそうです。

特許は一時期廃止されていましたが数年前に復活した経緯がありますので、期間のブレは仕方ありません。

 

以上の推移より、「特許庁がんばってる」と思いました。(語彙力の無さ)

 

弁理士

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