商標から投資を考えてみる

商標の入門知識

弁理士の取扱業務の中に、商標というものがあります。

企業や商品のロゴマークの傍に®、TMと記載されているのを見たことがある方は大勢いらっしゃるでしょう。

®は登録商標(Registered Trademark)、TMは商標(Trademark)を示します。

日本でいうと、登録商標は特許庁に商標が登録されており、商標権という権利が発生しています。

例えば、他人がコピー品に登録商標を付けて販売すると、商標権者に差し止められ、損害賠償もあり得ます。

このように、商標権はコピー品を防止するために有効な権利です。

 

ブランドは企業の信用

僕たち消費者が日ごろ目にする製品には、企業名や商品のロゴマークが記載されています。

消費者はパッケージの企業や商品のロゴマーク等を見て、

「あ、A社の製品だ。」と分かります。

以前に買ったA社の製品が良かったから、A社の新製品も買ってみようかな、となる可能性もあります。

反対に、例えば聞いたこともないB社の食品を購入するのは少し戸惑うかもしれません。

これは消費者にとって、B社の信用は蓄積されていない(ブランド力が無い)ということになります。

特に、食品・生活必需品、化粧品等は身近な製品であることから、自分の好きな企業や商品ブランドを買うことが多いと思います。

 

ブランドから考える、投資対象

例えば食品・生活必需品セクター等は、先進国の老舗企業のブランドが確固たる地位を築いています。

先進国の老舗企業は、人口増加が見込まれる新興国で新たな顧客(ファン)を獲得する力があると思います。

 

つまり、投資セクターによっては新興国の企業が成長するからといって、成熟した先進国の企業がリターンに劣るということはなく、新興国の人口ボーナスをうまく取り入れていく企業が存続し、利益を上げ続けられるのではないでしょうか。

コカ・コーラのブランドを新興国のブランドが取って変わるようなことは、おそらく生きている間ではないでしょう。

 

新興国投資の代表的な指数

とは言いつつも、新興国の企業にセクター別に投資することは困難です。

セクター別ではありませんが新興国への投資ができる代表的な指数・ETFは2つあります。

・MSCI エマージング・マーケット・インデックス

・バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)

例えばVWOについて国別構成比率を見ると、2017年9月の時点では、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の他、台湾、南アフリカ、メキシコ、タイ、マレーシア、インドネシア等が含まれています。

国連の世界人口予測では、これから数十年の間に特にアフリカ地域の人口が増大すると予測されており、現在の主要先進国はかなり影が薄くなります。

国も分散されているような上記指数では、人口動態により構成も変化することが想定されます。

これらの指数・ETF以外での新興国投資はまだまだ整備されていません。

 

弁理士

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