人工知能に仕事を奪われる方がいい

仕事は奪われよう

「AI(人工知能)に仕事を奪われる」というフレーズはインターネットニュースや大衆向け雑誌等でよく見かけますね。

そもそもコンピュータは膨大なデータ(事例)を処理して短時間で正確に答えを導く能力に優れており、その能力では人間など相手になりません。

ですので桁違いの処理能力を持つコンピュータが様々な仕事を覚えたら・・・?と不安になる気持ちは分かりますが、必要以上に煽っています。

むしろ仕事を奪われようくらいの気持ちで、怯える必要はないと思っています。

 

AIは技術者を超えられない

仕事を奪われるという点で怯える必要がないと考える理由は、「AIは技術者( or 研究者)を超えられない」です。

まずコンピュータは技術者・研究者が設計したようにしか動きませんし、目的達成のためのインセンティブや何のための処理結果なのか、曖昧な部分はコンピュータが理解できず、学習することができません。

コンピュータが理解できない部分は処理されることはありません。例外:Exceptionが発生した場合の処理も通常はプログラムされています。

なので何でもかんでも学習することは基本的にあり得ません。(感知した音を24時間学習して・・・、等はありますが)人が学習する範囲とコンピュータが学習する範囲は根本的に異なります。

 

ちなみに全くITに縁のない年上の人から、「人工知能が発達して、SFみたいにアンドロイドが人間に危害を加えたり、生活を支配したりしそうで怖い」という話を聞きました。

はっきり言うとそれはありません。

仮に技術者が「人間に危害を加える」という結果行動を起こすようにプログラムすれば、その辺の人型ロボットでも可能ですけどね。

 

日本はAI化が間に合わない可能性

元々「仕事が奪われる」という裏返しは労働の代替です。日本は少子高齢化で生産年齢の人口が減り続けますので、AIやロボットにできる労働はやってもらおうという発想があります。

つまり、AIやロボットに仕事を奪われない場合、日本は経済規模の縮小と後継者不足が加速しますので、本来AIやロボットの発展が産業界では望まれていることです。

日本の人口動態を勘案すると、母数が少ない上にIT人材の不足によって、AIやロボットが発展して浸透する前に人材の不足で倒産する会社も現実的にはありそうです。

AIに仕事を奪われない方が暗い未来になるかもしれません。

 

ここで、ITのトップランカーは米国とインドです。米国は人口増加が怪しくなってきましたが、インドはまだまだ人口が伸び、元々ITエンジニアを多数抱える国です。外国法人が日本支社を作り、ヒアリングだけ日本語を使える人がいれば日本のIT業界に切り込んでくるでしょう。

翻訳の機械学習も進むので言語コストも下がります。インタフェースが日英に対応すればいいので日本語しか扱えない仕事も代替可能になっていきます。ここから言えることは、日本企業のAI研究が間に合わないと、外国の企業が席巻する可能性が高いです。

 

専門職も代替する可能性はあるが

弁護士や公認会計士などの士業・専門職もコンピュータで代替可能な業務範囲はたくさんあり、僕も例外ではありません。

ただし、士業はそもそも人数が少ないのでAI化の優先順位は低い(=後回しにされる)でしょう。

また、法律によりAI化することが難しいところもあり完全に仕事が奪われるということは考えにくく、士業のAI化は技術者や研究者の立場からすると「関わりたくない」プロジェクトだと思います。

それでも僕はさっさと士業のAI化が進んで欲しいと思っています。

無駄が多すぎるので、AI化を待つ前に自分でプログラム書こうかなとすら思っています。(もちろん法律的に自分が管理できる範囲です)

 

 

雑記

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