マイホームは欲しくない

価値観は人それぞれなので、マイホームは買いたい人が買えばいいと前置きします。

 

リスク思考

突然ですが、投資経験のある方は原資を失うことを恐れますので、リスクコントロールを行います。

多少の損ならリカバリー可能ですが、集中投資をした会社が倒産したり怪しい案件に手を出して資金を溶かしたなどは投資家にとって痛い経験となります。

 

株式や債券を適度に分散すると、原資がいきなりゼロになる可能性は考えにくいです。

(一方でFX等でレバレッジをかけて取引をすれば無一文どころか借金持ちになる可能性もあります)

 

数千万円の不動産が自身の資産ポートフォリオに組み込まれることになるので、通常は不動産の占める割合が一番高くなります。

つまり資産配分が偏ってしまう、とも言えます。

 

住宅ローンの意味とは

例えば35年ローンを組んだとすると、これから35年のキャッシュフローが制限されるということです。

つまり35年物の債権(逃げられないリスク)を負います。

今は低金利のためフラット35の金利でさえ低いと感じます。

自信のある方は、ほどほどにローンを組んで別の資産運用で超過利回りを狙うこともできます。

 

しかし、長期間のキャッシュフローを確保できる見通しがある方はもはや少数でしょう。

子会社転籍や役職定年などを迎えるとキャッシュフローが思うようにいかないかもしれません。

ローンの返済ができなければ抵当権を実行されてマイホームは競売にかけられますから、原資を失うことになります。これは投資家どころか夢のマイホームを買った人に共通する最悪の結末です。

 

賃貸でも住む限りは賃貸料を払わなければいけませんが、賃貸物件の代わりはいくらでもあると考えることができます。これに対しマイホームは通常一軒なので集中投資です。

返済者が倒れたら(労働力が低下したら)マイホームも倒れます。

 

一括ならばどうか

僕の身近には、30代前半でマイホームを全額キャッシュで購入した人がいます。

地方ですし、土地は元々持っていたので家屋だけですが、それでも全額キャッシュはすごいです。

20代半ばで自己資金2000万円を運用していた猛者であり、住宅ローンを使うという考えは無かったとのことです。

長期負債を少なくしたければ、全額キャッシュとはいかなくても短期住宅ローンで十分かと思います。